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Staff 平成18(2006)年度
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安藤千春 Chiharu ANDO 「幼稚園・保育所における幼児間の交流を誘発する空間のあり方」 --- 本研究は、A)幼稚園・保育所における計画的傾向、B)行動観察調査による幼児の交流実態を把握し、幼児間の交流を誘発する幼稚園・保育所の計画的指針を得ることを目的とする。 A)は、幼稚園・保育所のプランを用途別容積比率で概観し、活動実態に関するアンケート調査を行った。幼稚園・保育所の計画的傾向に加え、保育者の面積評価を盛り込んだ規模計画について、①大規模幼稚園での遊戯室比率の低下が見られる、②大規模は片廊下型・小規模は一室型のプランが多く見られる、③用途別面積傾向と活動実態の相関性が低い、④保育室の規模は2.5㎡/人程度が目安になる、⑤遊戯室の規模は1.4㎡/人程度(ただし、動的・静的遊びへの空間の連携を考慮する)が目安になる、などの知見を得た。 B)は、幼稚園・保育所のプランの概観から幼児の交流を予測し、行動観察調査から仮説を検証した。その結果、①「見え」:プランの凹凸が隠れる・のぞくといった幼児間の交流のきっかけとなる行為を引き出す、②「近接」:幼児の生活圏を近接させ、活動に自由度をもたせることで幼児間交流を発生させる、③「変化」:各室・空間の可動間仕切りにより多様な集団や行為に対応する空間を形成する、④「アクセス」:交流を発生しやすくするため、幼児の動線を遮らない、⑤「共用」:日常的に使用する場を共用すると、交流だけでなく幼児の発達に良い影響を与える、などのキーワードを得た。 さらに、A)の調査対象から典型的プランを選定し、B)から得られた指針により、改善例を示した。研究成果からプランを再構築し、「保育活動に対する大人の理想」を実現するのではなく、「幼児のための計画」が重要であると考え、提案した。(文責 松井寛子) 服部真和 Masakazu HATTORI 西尾崇志 Takashi NISHIO 大西裕太郎 Yuutarou OONISHI 「岐阜市及びその近郊の居酒屋・バーにおける女性の嗜好評価」 --- 岐阜市及びその近郊の特色ある居酒屋・バーを対象に実測調査を行い、居酒屋・バーにとっての重要な構成要素を抽出した。次にこれらの結果より女性の嗜好を把握するためのアンケートを実施し女性の視点からみた居酒屋モデルを提案した。特徴を以下に示す。 1)キッチンはオープンタイプにすることで客の入店を促し、利用者に安心感を与える。2)アプローチは長めにすりことで奥の空間に対し興味を持たせることができる。3)座席形態についてはカウンター席は好まれず、座敷席はほりごたつにするとリラックスできる。またトイレは店の最も奥が好まれる。4)パーティションを利用して個室感を出し人数の調整がきくようにする。5)照明は温かみのある白熱灯を利用し、壁などは木材を使用することで落ち着きのある店内にすることができる。6)利用者同士の視線が交わらないように床レベルに差をつける。 (文責 岩田秀斗) 小栗拓磨 Takuma OGURI 「感情別にみた利用者が飲食店空間に求める要素」‐岐阜市およびその近郊におけるケーススタディ‐ --- 本研究は、岐阜市およびその近郊における飲食店を調査対象とし、評価グリッド法を用いて、喜、怒、哀、楽、の4つの感情について評価を試み、利用者の感情に応じた飲食店に求める要素を明らかにすることを目的としている。 調査により次のような知見を得た。喜:『喜びを倍増させる・噛み締める』ために、遊具や音楽、カウンター、座敷、二階席などが求められている。ただし喜びの度合いには幅があるため、その時々に応じた空間のフレキシビリティが必要と思われる。怒:『騒いだり会話することで、スッキリし怒りを忘れる』ため、カラオケやダーツ等の遊戯物が求められている。また空間として、仕切りなどでプライバシーを保護することが求められている。哀:『落ち着いてスッキリさせる』ため、スポットライトやパーソナルスペース等を設け、悲しみに浸ることが求められている。また悲しい時は少人数で出向くといった意見も聞かれ、狭い店内や個室を設ける等の配慮も重要である。楽:『楽しい気持ちを保ち続ける、良い気分になる』ために、居酒屋やファミリーレストランのような騒ぎやすい雰囲気づくりが求められている。 全ての感情をカバーする飲食店の空間要素は、暗い、和風、木、音楽、静か、オレンジ色のライト等が挙げられる。(文責 伊藤昌博) 加納由佳 Yuka KANOU 「保育所・幼稚園における遊び集団の発生から解散にかかわる空間的特性」 --- 調査は、平面計画に特徴のある3園を選定し、幼児の遊び集団に変化がある毎に行為、動線、場所、集団数等を平面図上に記録し、写真撮影を行った。得られた遊び集団の状況から発生・展開・解散に分類し、行為と空間的特性の関わりについて分析した結果から、以下の知見を得た。 1)遊び集団の発生の要素は、身を隠すことができる、壁面の凸凹、段差・高低差、空間の連続性等、2)遊び集団の展開の要素は、狭い空間、座ることの出来る固定遊具、可動遊具、多様な要素の分類等、3)遊び集団の解散の要素は、幼児が遊びに飽きて気がそれる、他の目的が生まれる等があげられる。遊び集団の発生は場所、展開は場所・モノ、解散はモノ・人に関わっている。(文責 大家苗) 熊谷百夏 Momoka KUMAGAI 「箱庭手法を用いた実験からみた子どもが屋外遊びに求める要素」 --- 本研究では、屋外の遊び場の典型例である公園に着目し、子どもが求める遊具の種類や配置を明らかにすることで、子どもの遊びに適した公園計画に関する知見を得ることを目的とする。 初めに対象地での遊びの場面を写真に記録し、魅力的な遊び場を構成する要素を考察した。その結果、魅力的な遊び要素として以下の要素が挙げられた。A)連続的に遊具が並べられており遊びを誘導する要素B)地面が出っ張りや凹みといった空間そのものが魅力的な要素C)遊具と自然の素材を組み合わせた要素D)高い所や熱いもの、冷たいものなど少し刺激のある要素E)自然の山、木、池など自然の要素。 次に、これらの要素を取り入れ、箱庭手法を用いた実験を行った。実験により子どもが求める公園の遊具配置について以下の知見が得られた。1)多人数で遊ぶことのできる公園を求めている。2)人気のある遊具を多く配置する、同じ遊具を複数配置するなど、けんかにならず仲良く遊べる公園を求めている。3)遊具や木で公園を囲むなど、安心感がある公園を求めている。4)池や山などの自然要素が必要である。(文責 江崎徹) 服部元気 Motoki HATTORI 「幼稚園・保育所の屋外空間における幼児の遊びと主空間・付属要素の関わり」 本研究は、屋外計画に特徴のある3園を対象にし、平面図への行為記録と撮影した写真から、屋外おける幼児の遊び内容と発生場所を収集・把握、遊び実態から主空間と付属要素の関係を整理し、今後の屋外空間の在り方について考察した。 調査により、次のような考察を得た。1)主空間・付属要素の関係として追加要素と発展要素の2つに分類できる。2)主空間において構成要素を把握すること・付属要素との相性を知ることにより主空間の相互関係により配置計画に役立てられると考えられる。3)保育園・幼稚園の屋外空間を計画する際には、方針などを踏まえ主空間のみならず、付属要素も選ばなければならない。4)設置する全ての遊具又は空間を主空間と捉え、それぞれの相互関係を理解することで全体の屋外空間の計画に活かされる。 各考察により、主空間と付属要素の捉え方は園児の遊びを知るための重要な方法の1つであると考えた。(文責 田上菜美) 松井寛子 Hiroko MATSUI 「公園における遊具の特性が遊びの動作・動線に与える影響」 --- 本研究は公園における個々の遊具特性とこどもの利用実態を明らかにし、遊具がかのうとする動作の傾向、こどもの遊具利用タイプ・遊具が動線に与える影響に関する知見を得ることを目的とする。 最初に、公園内におけるこどもの動線を平面図にプロットし、観察された動作遊びに影響する遊具特性を考察した。その結果、姿勢変化や水平移動を促す安定型、上下左右への移動を促す移動型、対象以外の人や物の移動を促す操作型に分類できた。続いて、利用実態から見た動線タイプは、A:少人数で移動し、自分の意思で行動を決定する、B:少人数で移動し、周りの環境に影響を受ける、C:おしゃべり好き(女子)、D:活発に遊ぶ(男子)、E:大人数でごっこ遊びの5つに分類できた。最後に、これらの動線タイプに対応した遊具と動作は、A・B・D:ネット遊具・ターザンロープにおける、ぶらさがる・とびつく・つかむなどの遊具そのもので遊ぶ動作、C:砂場・ブランコにおける、のる・しゃがむ・おりるという停滞を促す動作、E:複合遊具・滑り台における、あるく・のぼる・おいかけるという通過を促す動作などが挙げられた。(文責 大西裕太郎)
by fujitalab
| 2005-01-10 20:10
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